2021-01-04 ゴーギャンの冬 これは告白なんだけど、オイラ、ゴーギャンは冬の方が好きなんだよね。 この画家にとって南国とは、皮肉っぽく言えば逃地、ユートピア、そしてオリエンタリズムだろう。その反面、冬の描写はそのままの意味で「風景画」であるのが良いのかも知れない。 『Wikiart Winter Landscape』 『Winter Landscape, Effect of Snow』 『Snow Rue Carcel』 いや、しかし2枚目の絵の雰囲気など、ナビ派――ヴュイヤールあたり――を想起させるようではないか。空の印象や造形の輪郭は、もちろんセザンヌなのだが。