■ph■nisis

すべて真実

ゴーギャンの冬

 

これは告白なんだけど、オイラ、ゴーギャンは冬の方が好きなんだよね。

この画家にとって南国とは、皮肉っぽく言えば逃地、ユートピア、そしてオリエンタリズムだろう。その反面、冬の描写はそのままの意味で「風景画」であるのが良いのかも知れない。

 

 

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『Wikiart Winter Landscape』

 

 

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『Winter Landscape, Effect of Snow』

 

 

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『Snow Rue Carcel』



いや、しかし2枚目の絵の雰囲気など、ナビ派――ヴュイヤールあたり――を想起させるようではないか。空の印象や造形の輪郭は、もちろんセザンヌなのだが。