■ph■nisis

すべて真実

楽しき昼時また午后の時

 

昨日、わが麗しき恋人が家に来た。昼を回って半刻ほどした頃に。

つい2時間前に、遊びに来ることになったのだ。

 

お昼時なので御飯をつくらせてもらった。

鶏肉と長葱を目一杯つかったお蕎麦。それからかつ丼

蕎麦の薬味は生姜と山葵。飲み物には一保堂の麦茶、酒は菊水。

それから、祖母がもう何年前から漬けつづけている古梅酒。

ソーダで割って差し出したら、「グラスが洒落てる」と言われる。

梅は家の庭に咲いた実をつかっていた。

 

 

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飯を済ませて、地元の大きな公苑にむかう。

側に中学校があるから、ジャージ姿の学生がちらほら見えた。

帰宅してからは夕方まで、お菓子を摘んだり茶を啜ったりして時を過ごした。

妹が帰宅すると挨拶して、彼女はわれわれに菓子をくれた。

もっとも、恋人は食べ残していた。厭なのではなく、忘れていたようだ。

 

彼女は僕に貸していた漫画数冊を手に帰って行った。

駅まで送って、その日はわかれた。